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【Java Silver 試験】コマンドラインでのJavaプログラムのコンパイルと実行

Javaプログラムの基本的なコンパイルと実行について確認しましょう。

問題

次のプログラムを正しくコンパイルして実行するには、コマンドラインでどのような手順を踏む必要があるでしょうか?正しい選択肢を選んでください。

public class Welcome {
        public static void main(String[] args) {
            System.out.println("Welcome to Java!");
        }
    }

選択肢

  • A. javac Welcome.java でコンパイルしてから java Welcome で実行する
  • B. java Welcome のみでコンパイルと実行を行う
  • C. java -cp Welcome.java でパッケージ化し、java runで実行
  • D. javac Welcome.class でコンパイルし、java Welcome.class で実行する

答えと解説

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答え

A. javac Welcome.java でコンパイルしてから java Welcome で実行する

解説

基本説明:

Javaのプログラムはテキストエディタでソースコード(拡張子 .java )を作成し、コマンドラインで javac コマンドを使用してバイトコード(拡張子 .class )にコンパイルします。その後、java コマンドを使ってバイトコードを実行します。

誤答理由:

  • B. Javaはコンパイルと実行を自動で行うことができません。まずコンパイルが必要です。
  • C. クラスをパッケージ化するコマンドはjavaではなく、jar です。
  • D. .classファイルは既にコンパイル済みのバイトコードなので、javacではなくjavaで実行します。

つまずきポイント:

初学者にとっては、ソースコードとバイトコードの違いを理解するのが重要です。javac Welcome.java でコンパイルする際に生成される「バイトコード」とはなにか理解し、「実行時にはなぜ .class ファイルを使うのか」を押さえておくと良いでしょう。

発展知識:

Javaのプログラムをコンパイルする javac コマンドについて学ぶ際、-verboseオプションを使うとより詳細な情報を得ることができます。

また、-d オプションを使うと出力ディレクトリを指定できます。パッケージ構造を正しく反映するためにも、このオプションの使用を習慣にするのが勉強に役立ちます。

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