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【Java Silver 試験】メソッドとコンストラクタの理解【引数や戻り値を持つメソッドとコンストラクタの作成】

今回も問題を解いていきましょう。

問題

次のプログラムを実行すると、出力されるのはどれですか?正しい選択肢を選んでください。

class Calculator {
                int add(int a, int b) {
                    return a + b;
                }
            }

            public class Main {
                public static void main(String[] args) {
                    Calculator calc = new Calculator();
                    int result = calc.add(3, 7);
                    System.out.println(result);
                }
            }

選択肢

  • A. 3
  • B. 7
  • C. 10
  • D. コンパイルエラー

答えと解説

回答を見る

答え

C. 10

解説

この問題では、Javaのメソッドとその戻り値について理解を深めることが求められます。

基本説明

Javaでメソッドを作成する際には、メソッド名の後に引数のリストを括弧で囲んで記述し、戻り値の型を指定します。

例えば、add(int a, int b)というメソッド定義は、int型の引数を受け取り、その和を返すメソッドです。

戻り値の型がintであるため、メソッドの実行結果は整数となります。

この事を理解していることが、この問題の正解を見極めるポイントになります。

誤答理由

この問題でよくある誤答は、選択肢AやBを選んでしまうことです。

これらの選択肢は引数そのものの値を想定しています。

しかし、メソッドaddでは、引数の和が計算されるため、この選択肢ではありません。

コンパイルエラーが出る選択肢Dも、コードに文法エラーがないため誤りです。

つまずきポイント

メソッドの引数や戻り値の型は、Javaでは重要な概念です。

初心者が陥りがちな点として、引数の値そのものを出力しようとしてしまうことがあります。

しかし、メソッドの目的は引数を基に何らかの処理を行い、その結果を返すことです。

この点を強く意識することがこの問題を解く鍵です。

発展知識

Javaのメソッドは非常に柔軟で、さまざまな戻り値の型を持つことができます。

この問題のaddメソッドは整数の和を計算しますが、異なるデータ型(例えばdoubleStringなど)の戻り値を持つことも可能です。

また、コンストラクタを使用して、オブジェクトを生成する際に特定の初期値を設定できることも了解しておくと良いでしょう。

このような知識はプログラム作成時に非常に役立ちます。

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